コトブキシーティング株式会社|オフィスデザイン・レイアウト事例

“マチカド”を再現した空間体験型ショールーム

創業から100有余年、文教施設や宿泊施設、といった公共施設で利用されるイスやカプセルベッドの製造・販売・メンテナンスを一貫して手掛けている、コトブキシーティング様の福岡ショールーム開設プロジェクト。

今回の提案では、空間全体の内装デザインコンセプトを「マチカド」とし、個室を中心にした案内動線を設定した。
通路を進むと教育エリアやスタジアム・アリーナエリア等、各展示スペースが顔を覗かせ、あたかも街を散歩している気分で同社の多岐にわたる製品を見て周れる空間構成とした。
また、個室の周りを回廊する動線は視界が散漫せず、ひとつひとつの製品を集中して見ることができ、常に次へのワクワク感を持って歩いてもらえる効果も。

採光がとれる窓側には主にエントランスや打合せスペース、教育分野の製品を配置し、個室の反対側は照明で演出し会社の歴史を伝える「ヒストリーロード」を設けた。
また、煩雑になりがちなサンプル類はオリジナルの造作棚にてデッドスペースを無くし収納力と利便性を高めた。
劇場エリアでは、光調色の照明器具を導入し、開演の雰囲気をドラマチックに再現する「しかけ」を施した。

限られたスペースではあるが、それぞれの製品の特性を十二分に引き出し、空間ごと製品を「体感」できる唯一無二のショールームとなった。

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株式会社アドアルファ