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ジー・ブーン株式会社

東京オフィス

ITメディア事業やコンサルティング事業、通信販売事業など、多分野で活躍するジー・ブーン株式会社。
2010年5月に竣工を迎えた秋葉事務所にて「20万人の学生があこがれる経営者アワード」にも選ばれた同社の後藤稔行代表取締役にオフィスと経営に対する考え方を伺う事が出来ました。

多くの人に会社の理想とする夢や価値観を理解してもらう為、「物語」という形でそれを表した。
エントランスではその物語が描かれた巨大な絵本がお客様をお迎えする。
この絵本はジー・ブーン株式会社のホームページにも公開されている。

コンセプトオフィス

本日はよろしくお願いします。
それでは、まず移転のきっかけから教えて下さい。

はい。直接的な動機は増員ですね。それから希望に見合った広さとコストの物件に出会えた事です。そしてもうひとつ大きな動機としてはどうしてもコンセプトオフィスを創りたかったからですね。


後藤社長の考える「コンセプトオフィス」とはなんですか?

自社の理念である「会社は自分の夢を叶える場所」それを具現化したオフィスの事です。わたしたちは全社員で揺るぎない価値観を共有していますがそれをオフィスへと目に見える形としても表現したかったんです。始めは試行錯誤の連続でしたね。 デザイン事務所の提案やブレストを通して序々に頭にあったイメージを固めて行ったんです。その中で「ジブの夢冒険」というストーリー(物語)が生まれ、それに沿ってオフィスを創って行きました。何度もモックアップを作ったり、イメージ画を漫画家に描いてもらったり・・・。 なにしろ完成形のイメージパースは僕の頭の中にしかありませんでしたから大変でしたね(笑)。
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ストーリーからオフィスを生み出す

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ストーリーからオフィスを生み出すとは新しいアプローチの方法ですね。専門分野でないオフィスのデザインにも自らが注力を注いだそうですが、社長自らがここまでされるのは珍しいことですよね。

はい。というのも私は、経営で一番大切なのは人材の育成だと思ってるんです。社員が大きく成長すればその分会社も大きくなる。人が育っていく環境を整えるうえで一番大切なのはオフィスですから。今までのオフィスの創り方では効率化ばかりを追う結果、社員の「心」の部分の成長まで考えが及んでいない気がします。人間の基本は「心・技・体」。 ですから「技(技術)」の部分だけ習得しても結果的には良い方向に向かわない。例えばこのオフィスでは芝刈りの作業が必要だったり、植栽の世話が必要だったりと一般的なオフィスではあまり発生しない手間な部分も沢山あります。 しかし、そうした奉仕活動の中から人間として多くの事を学び成長して行くんじゃないでしょうか。
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オリジナルのメリット

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費用対効果の面ではどうですか?

まず費用については古い建物をリメイクするという発想でコストを抑え広さを確保し、その分内装に予算をかけました。新築ビルへの移転と比較すると、長期的に見れば費用は変わりませんし、オリジナルなオフィスが創れます。効果と言う面から見ればこれは絶対にオリジナルのオフィスの方が良いですよね。社員モチベーションにリクルート、自社のブランディングといったメリットもありますが、一番メリットとして感じているのは商談の成立率が高まった事ですね。ここにお客様をお通しすれば自分だけでなくオフィスもお客様に語りかけてくれるんです。オフィスに興味や関心を持ってくれればその人にも興味を持ってくれる。社員にも自社での商談を薦めています。
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ジブンの夢を叶える場所

素晴らしい事ですね。最後に今後の展望を聞かせて下さい。

ジーブーンの「個」の最終ゴールは自分の夢をかなえる事です。 社員にはこの会社を通して自分の夢を叶える事を一番に考えてほしい。 そして会社のゴールは「2020年、自分の夢を世界一多く排出する会社」と設定しています。 個人のゴールと会社のゴールとを繋げて行かなくてはいけないと思っています。 それは「会社の為に」という考え方じゃなくて「会社を通じて」という個人の意識の変化が 結果的に会社の成長にも繋がると考えているからです。
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これからの活躍にも注目させて頂きます。 本日はありがとうございました。

writing:Yoshiyuki Ishihata / photo : Hiroshi Kadoto

~取材を終えて~

子供の性格は3歳までに決まるという記事を読んだことがある。持って生まれた性格と、環境による性格形成が両方が混ざってその人の性格が形成されるそうだ。 もしそうであるならば、多感な幼少期とまではいかないまでも私たちは日々過ごしているオフィスという環境の中で、毎日使う家具、毎日目にする景色や言葉等に 意識やモチベーションと言った面で少なからず影響を受けているのではないだろうか。自分達のアイデンティティーを形にしたオフィスで働けば自然とその人の 行動指針や理念にも何らかの影響が現れるだろう。そしてそれは対外的にも目に見える形で表現され強烈なメッセージとなって伝わる。 これは経営の観点からしても大きな付加価値となりうるのではないだろうか。「オフィスを創る過程は経営理念を創る過程に似ている」そう話してくれた後藤代表の言葉通り、 「オフィスに自分達のDNAを投影する」という思想はオフィスを考える上での常識となる日もそう遠くないだろう。
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ジー・ブーン株式会社 https://www.zeeboon.co.jp

本社:東京都千代田区神田須田町2-19 野村第3ビル 6F
TEL 03-5207-8180 / FAX 03-5207-8189
●代表:後藤稔行(ごとうとしゆき) ●設立:2006年7月7日 ●資本金:4180万円(2011年03月現在 随時増資予定)
●事業内容:ITサービス事業/ITメディア事業/人材紹介事業/コンサルティング・教育事業/通信販売事業

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