アイギス法律事務所　大阪オフィス｜株式会社アドアルファ

アイギス法律事務所

大阪オフィス

アイギスの盾とはギリシャ神話において主神ゼウスがアテナに与えた最強の盾の事で、あらゆる邪悪・災厄を払う能力を持つとされている。
今回はそんなアイギスの盾から名を冠した大阪の中央区に事務所を構える「アイギス法律事務所」を開業した3人の弁護士さんにお話を伺って来ました。

2011年4月より3名で開業した「アイギス法律事務所」
左から、飛田弁護士、大河内弁護士、手島弁護士

本日は宜しくお願いします。
アイギス法律事務所では3人の弁護士さんで運営されてますよね。
3人はもともとはどういったご関係だったんですか?

【大河内弁護士】実は３人とも年齢も弁護士になった期も違いまして、僕と飛田弁護士は司法試験の予備校で出会って以来の仲だったんですが手島弁護士とは弁護士になってから知り合いました。みんなバラバラの事務所で働いていたんですがたまに飲みに行く事もあって、そこでたまたま独立しようと思っていた時期が一緒だと分かったんです。こうして年齢も弁護士になった時期も違う者同士が一緒に事務所を開業するのは業界的にも珍しい事なんですが、僕の中では一連托生と思える仲間と出会えたと確信があったので三人での開業に踏み切りました。もちろん経済的な効率化の面もありますが。（笑）

3人で事務所を運営していくにあたって社則やルールって決めているんですか?

【飛田弁護士】いえ、それはこれから実施の中で決めていこうと思っています。ルールって一緒に働く中で自然発生的に生まれる物だと思うので。唯一挙げるとしたら、「人を雇う時には3人が同意した人」という事ですかね。やはり「どんな仕事をするか?」と言う事も大事ですが「誰と働くか?」はもっと大事だと思っているので。「価値観が合う人間に囲まれて仕事が出来る」という環境も自分のモチベーションを高く保てる重要な要素の一つですから。

大切な事ですよね。それでは仕事面で心掛けている事は何ですか？

【手島弁護士】はい。以前私が在籍していた弁護士事務所の所長に「負けても感謝される弁護士になれ」という言葉を掛けてもらった事がありまして。それは弁護士足る者、裁判に勝つことが大切ですが例え結果として厳しい判決がなされたとしても依頼者の方に「ここまでしてくれたなら」と感謝される仕事をしなければいけないという意味なんですが、その言葉は常に意識していてご相談頂いた依頼には一件一件ベストを尽くせるように心掛けています。

素晴らしいですね。話は変わりますが以前、海外の国と比べると日本の弁護士さんの比率はとても少ないって聞いた事があるんですが？

【大河内弁護士】そうですね。確かに弁護士の人口比率から言えばヨーロッパやアメリカに比べて低いかもしれませんね。フランスでは日本の４倍、アメリカにいたっては１７倍になるそうです。おそらく日本では、弁護士だけでなく、司法書士、行政書士、等の隣接職種といわれている資格があったり歴史的な背景や文化の違いからだと思います。訴訟が身近な諸外国と比べると日本には「和」を大切にするという文化が根付いていますから。ただ体調を崩した時には医者に行きますよね？それと同じように、生活環境にトラブルが生じた場合には上手く弁護士を活用して欲しいですね。

いろいろと貴重なお話ありがとうございました。
今後のご活躍を期待しています。

writing：Yoshiyuki Ishihata / photo : Shinya Matsushima

～取材を終えて～

「石の上にも三年」「三人寄れば文殊の知恵」等、日本には「三」という数字を含むことわざがいくつかあるが、「三」は均衡の取れた不思議な数字といわれている。今回取材させて頂いた三人の弁護士さんも絶妙のバランスといった印象で、話上手でムードメーカーの大河内弁護士、理論的で明快な返答をして下さった手島弁護士、客観的でクールな雰囲気の飛田弁護士と、お話を伺う中でそれぞれの個性的なキャラクターが感じて取れた。三人は仕事面で得意とする分野がそれぞれ違うが、同じオフィスで供に働く事でお互いのパフォーマンスを引き出し合いながら、自分の強みをより活かせるのだと話してくれた。私達にとって供に働く仲間を選ぶのは難しい事だが、もしかしたら今自分が働いている職場の人達の考え方や価値観が将来の自分に大きな影響を与えるかもしれない。そんな事を考えさせられた取材だった。

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