「窓側は社長や部長の場所」というこれまでの概念は、もはや捨てた方が全体にとってプラスである。まず、窓側はずっと仕事をするには環境が良いとは決して言えない。そこには西部警察に憧れた年代の方が人差し指でブラインドを下ろし、夕日をみる憧れが根強く残っているだけなのだ。実は窓側には最適な使い方があるのだ。「みんなの席」にしてしまう。共用という名のリフレッシュ空間でも良い。ずっとそこに居るわけではないが、PCグレアと犬猿の仲にあたる「日差し」をたっぷり浴びて、光合成ができるチャンスがそこにはある。また、このような環境下には明るい雰囲気のポジティブな会話が繰り広げられるはず。窓もない「倉庫兼ロッカー兼弁当食べる場所」を支配していた険悪な雰囲気は、もうそこには無いのである。