ニライ総合法律事務所 那覇本店|オフィスデザイン・レイアウト事例

見えない空間で「魅せる」。高天井を活かした広がりを感じさせる相談室。

2009年に沖縄で独立されたニライ法律事務所の約10年ぶりの改装プロジェクト。

当時は2名だった弁護士さんは今では5名に増え、2017年には法人化を果たし名称も「ニライ総合法律事務所」に変更、2019年沖縄市支店も新たに開設した。
今回の改装では相談室不足の解消の為、シャンデリアが印象的だった広めのエントランスに相談室2部屋増設と複数人入る大きめの相談室も計画。
改装を機に一部家具も一新して、よりモダン&クラシカルな弁護士事務所としてアップデートした。
弁護士事務所のオフィス空間で最も重要視すべきは相談者のプライバシーだが、
すべてを壁で覆えば圧迫感や閉鎖的な印象を与えてしまい逆効果となる為、実は相談室には「絶妙なさじ加減」が求められる。

今回は天井高3.7mという特徴あるビル躯体を活かし、エントランスと増設した相談室の天井高に極端に差を付けることで
空間の視覚的・心理的な切り分けを提案し採用して頂いた。
相談室の奥行は2.1m程度と決して広くは無いが、床と天井の高低差に変化を付けあえて「見えない」空間を創り、
その続きを想像させる事で「奥への広がり」と「期待感」を感じさせる狙いを持ってデザインした。
また、部屋同士は折り返したガラス(2重にして遮音性を向上)で仕切り、それぞれブラインドを下げて利用できる。

今回の改装でオフィスは変化したが、設立当初からのモットーである「依頼者第一」の姿勢は変えず、依頼者が安心して相談できる環境を整えることができた。

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株式会社アドアルファ